夏になるとお祭りが日本全国で開催されます。小さいころ、夏休みに近所の神社でお祭りに参加したことがあるという人も多いでしょう。ところでこのお祭り、3部構成になっているのをご存知でしょうか?神社で開催されるお祭りの内容について解説します。

神様をお迎えして送る儀式

お祭りというのは、神様をお迎えしてお祝いし、送る一連の流れです。お迎えの儀式が宵祭、祝祭を本祭、送る儀式を後祭の3部構成になっています。この中でも特に重要なのは祝祭です。とにかく騒ぐというのが基本です。祝祭は無礼講で、お酒を飲んで羽目を外してもOKと考えられています。神道では人が楽しんでいれば、神様も喜ぶという価値観があるからです。神様が楽しめばパワーアップし、霊力増強してより大きなご加護が期待できるわけです。お祭りでは思いっきり楽しむのが基本です。

2日でも3部構成

お祭りの規模については、個別に差があります。しかしたいていのところが2日で開催されています。中には3日以上時間をかけてお祭りを開催する神社も見受けられます。しかし日数の違いがあっても、上で紹介した3部構成でお祭りの開催される点は同じです。

おみこしは神様の乗り物

お祭りというとおみこしをイメージする人もいるでしょう。「わっしょい、わっしょい」などの大きな掛け声とともにおみこしを担ぐ光景を見たこともあるでしょう。中には実際に担いだことがあるという人もいるはずです。おみこしとは、神様が神社を出る際に乗っていただく乗り物です。ルーツは宇佐神宮の八幡神と言われています。こちらの神様が「奈良東大寺の建立を助けるため、京に上る」というお告げを出しました。そのために紫色のおみこしが使われたそうです。これが749年のことです。そこから1300年以上にわたって、日本全国で脈々と引き継がれている重要な行事になっているわけです。

荒々しいのもしきたり

神様が乗っている割には、みこしをかなり乱暴に扱っている印象はありませんか?激しく揺さぶったり、お祭りによってはぶつけたりもします。しかしこれもきちんとした根拠があります。練り歩きは神様の持つ霊的なパワーをいきわたらせるために行っています。パワーを発し続けるために神様の御霊を常に刺激する必要があります。神様が眠りかけたときに揺さぶって起こすような感じです。おみこしの練り歩きを見る際には、高い位置から見るのはマナー違反です。神様を見下ろしていることになり、担ぎ手に叱られる場合もあるからです。

まとめ

お祭りには毎年参加している人もいるでしょう。しかし神社で行われる理由や意味合いについては、よく知らないという人も多いかもしれません。上で紹介したお祭りの意味合いを理解したうえで参加すれば、また違った見え方になるかもしれません。おみこしには神様が乗っていて、そのパワーを皆さんに分け与えるために激しく練り歩きしていると考えると神聖な気持ちになる人もいるでしょう。