厄払い、安産祈願、地鎮祭など、神社での祈祷を受ける方は、多いものです。しかし、こうしたお祓いを受ける際にどんな服装で行けば良いか?気になるところです。この記事では、参拝や、祈祷をする上でのふさわしい服装や、NGと考えられる服装を解説します。

 

お祓いとは?

お祓いとは、神社で受ける祈祷、または災厄除けの神札のことです。ここでは、どんな祈祷があるか、災厄除けの神札は、どんな物を指すのか説明します。

 

 災いよけの神札

お寺・神社での厄除けや厄払いですが、お寺や神社で厄除け・厄払いを行えば安泰というわけではなく、厄を落として厄を祓うためのお札やお守りなどをそこで授かり、その後をどう穏やかに過ごすかどうかです。

お寺のお札も、神社の御札も基本的には神棚に祀るのが良いとされています。

 

仏様・神様が喧嘩をするという声もありますが、原則そのようなことはありません。優劣を付けずに大切に思う気持ちが大切です。

 

どちらかを前にしたり、重ねたりせずに並べてお札が見えやすいように祀ると良いです。

 

お札は処分せず、返納をします。仏様・神様へ感謝をしましょう。

お札を授かった場所へと戻すだけでなく実際にその場所へ向かい、仏様・神様への感謝を伝えます。改めて祈願しましょう。

祈願事が叶ったときなどにお礼参りもよくされる方が多いです。

 

お祓いに行く時の服装

鳥居をくぐる際に、一礼をしてからくぐられている参拝者の姿をよく見かけます。それは大変良い事です。その際の参拝や、御祈祷を受けられる際の服装への問い合わせを多くいただきます。ふさわしい服装について説明します。

 

男女とも華美にならない清潔な服装

ご祈祷を受ける場合は、華美にならず清潔な服装が望ましいとされています。神様に対しての敬意や、感謝を表すには、どのような服装が適切なのか、また不適切であるのか。ということを考えることが大切です。

基本的には男性は無地のスーツやスラックスに、ネクタイ着用、女性はそれに準じる服装、例えばフォーマルスーツやワンピースなどとされています。しかし季節や体調などに合わせ、ウォームビズやクールビズを取り入れてもよいとされます。神様に対して失礼のない服装への心配りが大切です。

NGはカジュアル過ぎる服装

ジャージやスエット、肌を大きく露出した服装などの軽装や、Tシャツ、短パン、サンダルで靴下を履かないなどの、ラフすぎる格好は神様に対して失礼にあたります。相応しくないため避けた方がよいとされています。

まとめ

神社は、お祓いやご参拝だけではなく、各種行事のお手伝いなどもさせていただいております。神道の役割というものが、現代は少しずつ低下していっていますが、そんな時代でも日本の伝統を守り、みなさまの心に日々寄り添って日常で心が洗われるお手伝いさせていただいております。

 

その一つに神社で行うお祭りがあります。神社では年間を通し、全国各地で様々なお祭りが開催されます。

 

まつりの語源は、動詞の「まつる」からきており「まつる」には神様「待つ」や、お供え物を「たてまつる」神様に従う「まつろう」などの意味を含んでお祭りとなったといわれています。恒例行事として行われるもののほか、臨時で行われるもの、また毎日行われている日供祭や、毎月行われる月次祭などもあります。

盆踊りなどにも意味があり、先祖の霊を迎えるための銀魂の儀式といわれ、念仏踊りが精霊を迎えて死者を供養するという行事として長く受け継がれているのです。

 

その他にも神社にまつわる話や、楽しみ方を調べたうえで、参拝をしてみたりそれぞれの由来を考えながら、違った気持ちで神社を楽しめます。

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